お客様からよくご質問いただく内容となります。
解決事例1
突然離婚請求をされた。
匿名希望様 女性
長期間単身赴任中の夫から突然離婚を請求されたAさん。離婚自体は妻側が望んだことではありませんでしたが、離婚がやむを得ないのであれば、子どもたちにせめて自宅は残したいと考え、財産分与で自宅を妻名義にした上、住宅ローンは双方がお金を出し合って完済することを条件として提案。
住宅ローンがまだ相当残っていたため、資金を準備するのに時間がかかりましたが、粘り強い交渉の末、妻側の条件どおりの内容で公正証書を作成し、協議離婚することができました。
離婚届も提出し、自宅の登記も完了した後来所されたAさんからは、「長い間かかりましたが、やっとすっきりしました!」と感謝していただきました。
解決事例2
DVと親権問題から離婚出来ずにいました。
匿名希望様 女性
DVを受け、一時保護施設に駆け込んだBさん。逃げる前から夫は離婚を拒否しており、仮に離婚になった場合は親権を主張して子どもと引き離してやると脅していましたので、Bさんは子どもを奪われるのではないか、親権が取れないのではないかと心配しておられました。
ご相談を受け、まずは居所を探されないよう、すぐに弁護士から介入通知を発送。離婚調停申立後は、家庭裁判所で夫と子どもたちとの面会交流についても話し合いを続け、初回は裁判所で、その後弁護士立会のもとで公共施設等において、試行面接(別居した夫と子どもたちが試みに短時間面会すること)を繰り返しました。
面会を重ねる中で、プレゼントの買い与え方や時間を厳守することなどルール作りが進み、夫は「離婚しても安定的に面会ができる」、妻は「面会させても夫が子どもを無理に連れ去ったりはしない」という信頼関係が作られていきました。
その結果、復縁を強く希望していた夫も離婚を承諾。夫は生活保護を受給していたため少額でしたが、養育費の支払いも決まり、無事調停離婚が成立しました。
最後に来所されたBさんは、「子どもの入学前に一時保護施設を出ることができ、新しい生活を始めることができた。本当に良かったです。」と活き活きした表情で話してくださいました。
解決事例3
離婚を望むも、夫に離婚訴訟をされてしまった。
匿名希望様 女性
離婚を望む妻の代理人となりました。夫と話し合いをしようとしましたが、夫側が拒否。
後に、妻を原告とする離婚訴訟を提起しました。当方が夫の過去の言動や夫が妻に対して威圧的だったこと等の事実を主張すると、夫はそれに真向から反論。当方が夫の主張が事実に反するという証拠をねばり強く収集し、それを提出しようとしたところ、夫は、協議離婚を検討したいと申し入れてきました。
それならばと、当方が離婚届を夫に送りましたが、夫は、何かと細かい意見を述べるばかりで、なかなか署名・押印してくれません。訴訟を引き延ばしたいだけではないか、早く証拠を提出して判決を出してもらった方がいいのではないか等々とても悩みました。
しかし、離婚を認める判決が出ても、きっと夫は控訴します。時間と費用がかかる上に、夫婦間の溝がさらに大きくなり、たとえ最終的に離婚できたとしても、夫が納得しない形での離婚になりその後も何となく不安が残ります。
そこで、熟慮のうえ、協議離婚の交渉の経過を裁判所に報告するなどしながら、夫にこの問題に真剣に向き合っていただけるよう努力をし、協議離婚を模索しました。約半年後、夫は納得して離婚届に署名・押印し、妻への別れの言葉を書いた手紙を私に託し、協議離婚が成立しました。
判決か、協議離婚か、岐路に立った時の選択は難しいです。